こんばんは、学院長の後藤です。
宮崎県の公立高校入試、志願変更も終わり最終的な倍率が発表されましたね。
この時期は、不登校を続けている生徒たちにとっても大きな選択を迫られるわけですが、情報が少なくどうしたら良いかわからずに悩んでいる中学生も少なくないでしょう。
「せめて高校くらいは」と保護者さまやご家族は言うかもしれませんが、そもそも学校に行く意味や理由が今の自分にあるのかと悩んでいたり、あるいはとても学校での集団生活など自分にはできないと思ってしまうほど落ち込んでいたりしているのが不登校の子どもたちの心情なのではないでしょうか。
入試の時期に間に合わなくても、定時制の高校や通信制の高校でしたら、受け入れてくれるところはいくつもあります。だから心配する必要はないのです。みんなと一緒じゃないからといって、自分を「ダメな人間」とか「普通じゃない」とか思う必要は全くありません。
中学生はまだ時間的に余裕がある(通信制高校は4月上旬でもギリギリ間に合います)のですが、現役の高校生には時間的な余裕があるとは言えません。3月上旬~中旬にかけて、高校では「進級判定会議」と呼ばれる会議が行われます。名前の通り、次の学年に進級できるかどうかを判断するものです。
ここに引っかかった場合、留年するか、退学するか…の選択を求められますが、実はここでもう一つ選択肢があるのです。
それが『転入学(転校)』という方法です。
通信制高校には毎年18万人前後の生徒さんが在籍していますが、約50%は実はこの転入学(転校)なのです。
現在高1でも高2でも、この春に転入学であれば、同級生と同じタイミングで進級も卒業もすることが可能になってきます。
ただし、いくつか留意事項があります。
○退学ではなく、転校です。退学届は提出しないこと。
○3月31日まで今の高校に在籍、4月1日から次の通信制高校に在籍として、今の高校に転校の書類を作成してもらいます。
○これまでの修得単位や在籍期間は引き継ぐことができますが、休学している場合は例外です。
○現在高2でも、高1と高2あわせて単位が足りていない場合は、転校しても卒業が遅れる可能性があります。
という諸条件はありますが、心機一転、気持ちを切り替えて前を向く季節でもあります。
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