通信制高校について

こんにちは、学院長の後藤です。

 

通信制高校・通信制高校サポート校をご存知ですか?

大きな変化が少ない学校業界において、この10年間でも大きな変化を遂げたのが「通信制高校」です。一般的には通信制高校という名称で呼ばれていますが、正式には「高等学校通信制課程」のことを言います。

高等学校は、全日制課程・定時制課程・通信制課程の3つに分かれています。今から約20年前、私が高校1年生の頃、全国の通信制高校は73校(公立68校・私立25校)しかありませんでした。それが現在では250校(公立78校・私立172校)まで増えています。20年前に比べ、不登校の生徒が増えたこと、が最大の要因ですが、時代の変化とともに生徒の学習スタイル・学び方も変化してきたことも要因の一つだと思います。

10~20年前は不登校生徒の受け皿、高校中退者が高校卒業資格を再チャレンジする場所の印象でしたが、現在では通信制高校の仕組み・制度を上手く利用する生徒も増えてきました。特に芸能活動・スポーツ活動・海外留学です。例えばほぼ毎日テレビで観るモデルのFさんは飛鳥未来高校卒業、日本女子オープンでアマチュア優勝した畑岡選手やアイドルが多いルネサンス高校、サッカーが強い第一学院高校などです。サッカー日本代表の10番・香川選手も第一学院高校卒業ですね。他にも、2016年・夏の甲子園に出場したクラーク記念国際、オリックスバファローズに2017年ドラフト4位指名された本田選手は星槎国際高校、星槎国際高校からはなでしこジャパンへも選出されています。日本航空高校はジャニーズ・嵐のメンバーも卒業していますね。他にも通信制高校へ入学・転校して、バレエ留学・サッカー留学する生徒さんもこれまで何百人といるのです。

というように、「学び方の多様化」が進み、通信制高校が増えた、とも考えられます。

 

時代のニーズに沿った通信制高校ですが、なかなか卒業できない、ことも課題でした。学校数が増え、自然と競争も生まれると、現在の私立通信制高校では3年間での卒業率が95%を超える高校が大半となってきました。特に上に挙げた有名な通信制高校の卒業率は95%を下回ることはほぼありません。一方で公立通信制高校は旧態依然のまま、卒業どころか進級できる生徒が30%いるかいないか…ですから公立通信制高校から私立通信制高校に転校(転入学)する生徒も少なくありません。確かに学費が安いから、といっても卒業できなければ意味がありません。

ただ、この私立通信制高校の卒業率が高いいくつかの要因として『通信制高校サポート校』の存在があります。

全日制高校・定時制高校と違い、通信制高校は毎日通う場所ではありません。かといって、一人で通信制高校のレポートを毎月欠かさず提出することも難しい…そこで『通信制高校サポート校』が生まれた、ということです。高校卒業支援がメインだったサポート校も、現在では特色・独自のカリキュラムを持つようになりました。発達障がい・学習障がいの生徒専門、大学受験専門、スポーツ専門、ネイル・ヘアメイクの美容専門、超大手の芸能プロダクションもサポート校を運営しています。

ですので、サポート校独自のカリキュラムや行事も必ずチェックしておくことの一つと言えます。そしてサポート校選びで最も重視しなければならないことは『どこの通信制高校と提携しているのか』です。通信制高校とはいえ、文科省から認可された正式な高等学校(一条校と呼ばれています)です。ずさんな運営や実体がないサポート校と提携はしませんし、大手になればなるほど、提携先サポート校の管理体制も整っています。さらには『はまゆう高等学院』のように、複数の通信制高校と提携している通信制高校サポート校は全国的にも大変珍しいことと言えます。

 

はまゆう高等学院の具体的な特長について、簡単にお伝えします。

①大手通信制高校・5校と提携

②学習支援、高校卒業支援、進路支援、発達障がい学習障がい、の4点を重視

③学費は私立全日制高校より安い

④地域との連携・地域に貢献

 

①大手通信制高校・5校と提携

 文部科学省の指導により、HP上で提携先の高校を記載することはできませんが、先ほど述べた大手通信制高校の5校と提携しています。生徒の個性や希望に合わせた通信制高校を提供したい、という考えがありますので、はまゆう高等学院に入学する生徒側に選択肢を持たせるためにも提携先を増やしました。そしてこの5校以外の公立通信制高校(宮崎県立宮崎東高校通信制課程)の生徒も、はまゆう高等学院に入学することができ、学習支援を受けることができます。

②学習支援、高校卒業支援、進路支援、発達障がい学習障がい、の4点を重視

 こちらは通信制高校サポート校としては当然のことですが、はまゆう高等学院の教育理念として『学習共育』と『出口の保証』を掲げています。現在不登校であっても、高校卒業と同時にきちんと次の進路が決まっているように導き、そのための日々の学習の支援を行います。

③学費は私立全日制高校より安い

 多くの通信制高校サポート校は年間100万円を超えますが、提携先の通信制高校と合わせても、学費は年間40~60万円程度となります。高校無償化の「就学支援金制度」が対象となる通信制高校と提携していますので、ご家庭によっては、ほぼ『はまゆう高等学院』の学費だけとなる可能性もあります。また、はまゆう高等学院の学費納入方法も全国的には珍しく、一括・2分割だけでなく、3分割・4分割、そして毎月の月謝払いも可能ですので、ご安心ください。

④地域との連携・地域に貢献

 これは宮崎県都城市ならでは、かもしれません。はまゆう高等学院のカリキュラムには「よのな科・お仕事講座」と「フィールドスタディ」という授業を設置しています。『出口の保証』にもつながりますが、宮崎県内や都城市周辺から様々なお仕事をされている方々をお招きします。どんな仕事があるのか、どんなやりがい・喜びがあるのかを知る機会です。美容師・ヘアメイク・ネイリストなどの美容業界、看護師・介護福祉士・理学療法士などの医療業界、飲食業界、製造業界、観光業界、メディア業界、建設業界など、人気がある業界から講師をお招きし、講演形式・体験形式で授業を行います。地域との連携により、地域に貢献することを考える機会です。

 

これまで宮崎県都城市になかった新しい学びの場、それが通信制高校サポート校『はまゆう高等学院』です。